Word 改ページ

デザイン五輪書

Wordの改ページ機能を使い分ける

読了までの目安時間:約 11分

 

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Wordの改ページ機能を使い分ける

Wordのページ

改行で改ページを行ってませんか?

Word文書は、文章がページの文末に達すると自動的に次のページが作成され、入りきらなかった文章は作成された次のページに持ち越されます。

次のページ

このWord文書の構造のお陰で、私達はいちいち改ページの事を意識せずとも、自動的に、印刷の用紙サイズに合わせた形でページを区切る事ができます。

ですが、時には、任意の位置で文章を区切り、続きは次のページから始めたい時もあります。
そう言った時、改行を連打し、次のページに文章を移動させていませんか?

改行を連続入力

確かに、こう言った方法でも、文章を次のページに移動する事はできます。
ただ、この方法だと、ページが切り替わるよりも前の位置で一行以上の文章量が増減しただけで、簡単にページの位置がずれてしまいます。

一行分ズレただけで・・・

全てこのような形で改行を行って来た100ページのWord文書があったとして、もし、同じような現象が起きてしまったとしたら・・・。
修正作業を考えただけでも、ゲンナリしそうです。

そこで今回は、Wordの改ページ機能をご紹介したいと思います。
改ページと言っても、機能が沢山あります。
ですから、状況に応じて使い分けられるようになって下さい。

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ページ区切り

ページ区切り機能を利用する

Word文書の任意の位置から次のページに移動させたい場合、「ページ区切り」を利用します。
「ページ区切り」機能を利用すると、その位置に「改ページ」が挿入されます。
「改ページ」とは、自動改ページの事です。

「ページ区切り」機能を使用する場合、まずは、次のページから開始したい場所をクリックし、その場所にキャロットを表示させておきます。
文章の途中なら文中に、行の頭から移動させたければ、行頭にキャロットを表示します。

ページ区切りの挿入位置にキャロットを表示

そして、「リボン」の中にある「挿入」タブをクリックします。

挿入タブ

続けて、「ページ」グループの中にある「ページ区切り」をクリックします。

ページ区切り

キャロットの位置に「改ページ」が挿入され、後の文章は次のページに移動しました。

改ページが挿入された

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区切り

改ページを挿入する

先ほどご紹介した「ページ区切り」機能と似ていますが、今度は、「改ページ」を挿入する機能をご紹介します。

「改ページ」機能を使用する場合も、まずは、次のページから開始したい場所をクリックし、その場所にキャロットを表示させておきます。
文章の途中なら文中に、行の頭から移動させたければ、行頭にキャロットを表示します。

ページ区切りの挿入位置にキャロットを表示

そして、「リボン」の「ページレイアウト」タブをクリックします。

ページレイアウトタブ

続けて、「ページ設定」グループの中にある「区切り」をクリックします。

区切り

すると、「区切り」のメニューが表示されます。
「ページ区切り」の項目内にある「改ページ」をクリックします。

改ページ

その結果、キャロットの挿入場所に「改ページ」が挿入され、後の文章は次のページに移動されます。

しかし、「改ページ」記号に移動した部分の書式が引き継がれ、下線が表示されてしまいました。
ちなみに、この下線は印刷されてしまいます。

書式が引き継がれる

これはどう言う事かと言うと、「ページ区切り」の場合は書式が引き継がれませんが、「改ページ」の場合は書式が引き継がれてしまうと言う事です。
この点を注意しながら、機能を使い分けましょう。

引き継がれてしまった書式を解除する場合は、「改ページ」の行を選択し、「ホーム」タブの「フォント」グループ内にある「すべての書式をクリア」をクリックすれば解除できます。

すべての書式をクリア

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セクション区切りを挿入する

「改ページ」よりも強力な意味合いを持つのですが、「セクション区切り」を挿入する事でも、「改ページ」を行う事ができます。
ただし、「セクション区切り」を利用すると、ページが切り替わるだけではなく、「ページ設定」や「ヘッダー」、「フッター」も分断されてしまいます。
ですから、通常は、ページを切り替えるだけの目的では使用しません。

その点を念頭に置いて、使用を検討して下さい。

では、「セクション区切り」を挿入してみましょう。
まずは、次のページから開始したい場所をクリックし、その場所にキャロットを表示させておきます。
文章の途中なら文中に、行の頭から移動させたければ、行頭にキャロットを表示します。

ページ区切りの挿入位置にキャロットを表示

続けて、「リボン」の「ページレイアウト」タブをクリックします。

ページレイアウトタブ

続けて、「ページ設定」グループの中にある「区切り」をクリックします。

区切り

すると、「区切り」のメニューが表示されます。
「セクション区切り」の項目内にある「次のページから開始」をクリックします。

次のページから開始

キャロットの位置に「セクション区切り」が挿入され、後の文章は次のページに移動しました。

セクション区切りが挿入された

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改ページを解除する

改ページ行を削除

上記方法で挿入した「改ページ」を解除する方法をご紹介します。
「セクション区切り」の場合も方法は全く同じですから、合わせて覚えて下さい。

まずは、「改ページ」が挿入されている行の横の余白をクリックし、「改ページ」行を選択します。

改ページ行を選択

続けて、キーボードの「Delete」、もしくは、「Backspace」を入力します。
すると、「改ページ」行が削除され、次のページに移動していた文章が、「改ページ」のあった行に移動しました。

改ページされた文章が元の位置に

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改ページ位置の自動修正

次の段落と分割しない

Wordで行を見出しに設定すると、自動的に、次の段落の1行目と同じページに表示されるように設定されます。

行を見出しに設定

例を挙げて説明します。
以下のように、ページの文末に、見出し行と段落の1行目が表示されているとします。

見出しと段落

見出しの前に改行を1回追加します。
すると、段落だけが次のページに移動するハズにも関わらず、見出し行まで次のページに移動してしまいました。

見出しまで次のページに移動した

これは、見出し行に、「改ページ位置の自動修正」の設定がされている為です。
実際に確認してみましょう。
見出し行内をクリックし、キャロットを表示しておきます。

見出し行内にキャロットを表示

続いて、「リボン」の「ホーム」タブをクリックします。

ホームタブ

そして、「段落」グループの「段落の設定」をクリックします。

段落の設定

「段落」ダイアログが表示されます。
「改ページと改行」タブをクリックして下さい。

改ページと改行

切り替わった「改ページと改行」タブ内の「改ページ位置の自動修正」の項目を確認して下さい。
次の段落と分離しない」にチェックが入っていると思います。
実は、この設定が見出しと段落の1行目を同じページに繋ぎ留めていたのです。

次の段落と分離しない

試しに、チェックを外してみましょう。

「OK」をクリックして「段落」ダイアログを閉じると、段落行が1ページ前に移動します。

見出し行が1ページ前に

そして、見出し前に表示されていた「・」が表示されなくなりました。

見出し前の・

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改ページ時1行残して段落を区切らない

前述した「改ページ位置の自動修正」の項目ですが、一番上にあった「改ページ時1行残して段落を区切らない」について説明します。

改ページ時1行残して段落を区切らない

「改ページ時1行残して段落を区切らない」にチェックを入れると、ページ区切り前後どちらの行であれ、1行になる事はありません。
2行はセットになって残るように、自動的に改行が修正されます。

ページ前後は2行以上になる

ちなみに、3行しかない段落に「改ページ時1行残して段落を区切らない」を適用した場合、段落は常に3行固まりでページ間を移動します。

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段落を分割しない

「改ページ位置の自動修正」の項目の3番目にある「段落を分割しない」について説明します。

段落を分割しない

「段落を分割しない」は、段落の固まりがページ間をまたぐ場合、段落間の途中で文章が区切られないように、段落ごと次のページに移動する為の改ページの自動修正機能です。

段落ごと次のページに自動改行

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段落前で改ページする

「改ページ位置の自動修正」の項目の4番目にある、「段落前で改ページする」について説明します。

段落前で改ページする

「段落前で改ページする」を設定すると、設定をした段落は次のページに移動します。

段落前で改ページするを適用

結果だけを見れば、行頭に「ページ区切り」を適用した場合と同じになります。

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改ページ位置の自動修正は書式設定

「改ページ位置の自動修正」機能は書式扱いになっています。
ですから、行内で改行を行うと、この設定は自動的に次の行へと引き継がれます。

Word文書内全体に同じ「改ページ位置の自動修正」を適用したい場合は、文章を書き始める前に、最初の行で「改ページ位置の自動修正」の設定を行っておきます。
そうすれば、自動的に「改ページ位置の自動修正」の設定が適用されて行きます。

また、書式設定扱いになっていますので、「ホーム」タブの「フォント」グループ内にある「すべての書式をクリア」をクリックすれば、簡単に「改ページ位置の自動修正」の設定を解除できます。

すべての書式をクリア

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まとめ

改ページだけでも色々な機能がある

今回は、Wordの改ページ機能を使い分ける為に、様々な「改ページ」の機能についてご紹介しました。
ページ区切り」、「改ページ」、「セクション区切り」、4種類の「改ページ位置の自動修正」について説明しましたが、いかがでしたか?
少なくとも、改行を入力し続けて改ページを行うような、効率の悪い方法を行う事はなくなったでしょう。

同じ「改ページ」に関する機能でも、それぞれの特徴があります。
ですから、状況に応じて使い分けるようにしたいですね。

今回の記事が、あなたの業務の役に立てれば幸いに思います。

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タグ :

ソフトウェア Microsoft Office   コメント:1

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  • 匿名

    とても参考になりました。 ただ、ひとつ気になることがありました。
    文字を入力する位置を示す、点滅する縦棒の名称は「キャレット」 (caret) です。
    「キャロット」(carrot) は人参です。

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