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最新版!GIMPで背景を透過させる6つの方法

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最新版!GIMPで背景を透過させる6つの方法

GIMPで背景を透過させる

透明に対応している拡張子

画像編集を行っていると、画像の背景を透明にする機会と言うのも少なくありません。

透過PNG

JPEGは背景を透明にする事ができませんが、GIFやPNGは背景を透明にする事ができます。

拡張子による背景の透過具合

背景が透明なGIFの事を透過GIF、背景が透明なPNGの事を透過PNGと言います。

今回は、フリーソフトであるGIMPを使用して、透過PNGを作成する方法を6通りご紹介したいと思います。
透過GIFも作成方法は同じですから、置き換えてご覧下さい。

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キャンバス自体を透明にして透過PNGを作成

キャンバスの塗りつぶし色を透明に

GIMPの操作は、キャンバスを設定するか、もしくは、編集する画像を選択してから始めるのが一般的です。

GIMPの最初の操作

キャンバスを設定する際、最初から背景を透明に設定する事ができます。
実際に作業を行ってみましょう。

GIMPを起動します。
「メニューバー」の中にある「ファイル」をクリックし、表示されたメニューの中から、「新しい画像」を選択します。

新しい画像

「新しい画像を作成」ダイアログが表示されます。
「詳細設定」をクリックして下さい。

詳細設定

「詳細設定」が展開されます。
「塗りつぶし色」の選択項目をクリックして下さい。

塗りつぶし色

「描画色」、「背景色」、「白」、「透明」のメニューが表示されますので、「透明」を選択します。

塗りつぶし色を透明に

「OK」をクリックして「新しい画像を作成」ダイアログを閉じると、透明なキャンバスが表示されます。

透明なキャンバスが表示される

ここに図形等を描画してPNG形式で保存すれば、透過PNGが出来上がります。

透明の背景に図形を描画

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コピー&ペーストで透過PNGを作成

必要な部分をコピーする

次にご紹介する方法は、コピー&ペーストを利用した透過PNGの作成方法です。

レイヤー内の必要な部分をコピーし、別のレイヤーとして表示します。
背景レイヤーを非表示にすると、結果的に、背景が透明な画像が出来上がります。

実際に作業を行ってみましょう。
作例として使用する画像は隣の部屋から漏れてくる音が気になる男性です。

GIMPを起動し、透過させる画像を読み込みます。
そして、ツールボックス内のツールを駆使して、男性を選択して下さい。

ツールボックス

もし、「ファジー選択ツール」を使用する場合は、背景を選択する方が楽です。
背景を選択後、「メニューバー」の中にある「選択」をクリックし、メニュー内にある「選択範囲の反転」をクリックします。

選択範囲の反転

そうすれば、男性を選択したのと同じ結果になります。

選択範囲を作成

男性を選択後、「メニューバー」の中にある「編集」をクリックします。
そして、表示されたメニューの中にある「コピー」をクリックします。

コピー

男性の画像がクリップボード内にコピーされました。

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クリップボードの画像を透過PNGへ

続けて、「メニューバー」の中にある「編集」をクリックします。
そして、表示されたメニューの中にある「クリップボードから生成」にマウスポインタを合わせます。
表示されたサブメニューの中にある「レイヤー」を選択します。

クリップボードからレイヤーを生成

すると、クリップボードに保存されていた男性の画像がキャンバスに貼り付けられます。

男性の画像が貼り付けられた

続けて、背景レイヤー横の目のアイコンをクリックし、背景レイヤーを非表示にします。

背景レイヤーを非表示に

背景レイヤーが透明になりました。

背景が透明に

このままでは広い部分が透明になっていますので、ファイル容量が無駄です。
ですから、男性のレイヤーサイズでキャンバスを切り抜きましょう。

「メニューバー」の中にある「画像」をクリックします。
表示されたメニューの中にある「画像の自動切り抜き」を選択します。

画像の自動切り抜き

すると、キャンバスが男性のレイヤーサイズに切り抜かれます。

キャンバスが男性レイヤーのサイズに

この画像をそのままPNG形式で保存すれば、透過PNGが出来上がります。

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背景にアルファチャンネルを追加して透過PNGを作成

アルファチャンネル

次にご紹介するのが、背景にアルファチャンネルを追加して、不必要な部分を削除する方法です。

背景レイヤーと通常のレイヤーは、異なる点がいくつかあります。
その一つが、透明色です。

通常のレイヤーは、ピクセルが指定されていない部分には透明色が適用されます。
一方で、背景レイヤーには透明色がありません。
ですから、背景レイヤーの一部分を削除しようとすると、その部分には背景色が塗られます。

背景色

そこで、背景レイヤーにアルファチャンネルを追加する事で、背景レイヤーに透明色のチャンネルを追加する事ができます。
結果、背景レイヤーのピクセルを削除すると、その部分は透明になります。

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背景レイヤーの不必要な部分を透明にする

透過PNGにする画像をGIMPに読み込みます。
そして、不必要な部分を囲む選択範囲を作成しておきます。

もし、手順で分からない部分があれば、前述している部分を参考にして下さい。

背景を選択

続いて、背景レイヤーにアルファチャンネルを追加します。

「メニューバー」の中にある「レイヤー」をクリックします。
表示されたメニューの中にある「透明部分」にマウスポインタを合わせます。
更に、表示されたサブメニューの中にある「アルファチャンネルの追加」をクリックします。

アルファチャンネルの追加

背景レイヤーにアルファチャンネルが追加されましたので、そのままキーボードの「Delete」を入力します。

背景が削除された

すると、選択していた部分が削除され、透明になりました。

このままでは広い部分が透明になっていますので、ファイル容量が無駄です。
ですから、男性の画像サイズでキャンバスを切り抜きましょう。

「メニューバー」の中にある「画像」をクリックします。
表示されたメニューの中にある「画像の自動切り抜き」を選択します。

画像の自動切り抜き

すると、キャンバスが不透明部分を目安に切り抜かれます。

キャンバスが男性画像のサイズに

この画像をそのままPNG形式で保存すれば、透過PNGが出来上がります。

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クリップボードから透過PNGを作成

必要な部分をクリップボードにコピーする

今度は、クリップボードに保存した画像をそのまま透過PNGにする方法をご紹介します。
あらゆる方法の中でも、この方法が最も手早いと思います。

ただ、注意点が必要で、この方法を行うと、クリップボードの中の画像は別ファイルとして表示されます。
従って、「作業履歴」機能は使えなくなりますので、やり直しが効きません。
一発勝負になってしまうので、選択範囲はしっかりと正確に作成しましょう。

では、実際に作業を行ってみます。

まずは、透過PNGにする画像をGIMPに読み込みます。
そして、必要な部分を囲む選択範囲を作成しておきます。

もし、手順で分からない部分があれば、前述している部分を参考にして下さい。

範囲選択を作成

そして、「メニューバー」の中にある「編集」をクリックします。
表示されたメニューの中にある「コピー」をクリックします。

コピー

選択範囲内の画像が、クリップボード内にコピーされました。

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クリップボード内の画像をファイルとして開く

続けて、「メニューバー」の中にある「編集」をクリックします。
そして、表示されたメニューの中にある「クリップボードから生成」にマウスポインタを合わせます。
表示されたサブメニューの中にある「画像」を選択します。

クリップボードから画像を生成

すると、クリップボードに保存されていた画像が、新たなファイルとして開かれます。

クリップボード内の画像が新しいファイルとして表示された

この画像ファイルをPNG形式で保存すれば、透過PNGが完成します。

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レイヤーマスクで透過PNGを作成

レイヤーマスクとは?

続いて、レイヤーマスクを使用した透過PNGの作成方法をご紹介します。
レイヤーマスクを使用する事で、いつでも透明部分の再編集が可能です。
ですから、私としてはこの方法を推薦します。

レイヤーマスクを挿入すると、レイヤーの横にレイヤーマスクサムネイルが表示されます。

レイヤーマスクサムネイル

このレイヤーマスクサムネイルをクリックした状態でキャンバス内を白く塗りつぶすと、その部分は不透明になります。

レイヤーマスクを白く塗りつぶすと・・・

逆に、キャンバス内を黒く塗りつぶすと、その部分は透明になります。

レイヤーマスクを黒く塗りつぶすと・・・

また、キャンバス内をそれ以外の色で塗りつぶすと、その部分は半透明になります。

レイヤーマスクを緑で塗りつぶすと・・・

レイヤーマスクのこの特性を知っておけば、いつでも透明部分を書き換える事が可能です。

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レイヤーマスクで不必要な部分を透明にする

では、実際に作業を行って行きます。

まずは、透過PNGにする画像をGIMPに読み込みます。
そして、必要な部分を囲む選択範囲を作成しておきます。

もし、手順で分からない部分があれば、前述している部分を参考にして下さい。

範囲選択を作成

そして、「メニューバー」の中にある「レイヤー」をクリックします。
表示されたメニューの中にある「レイヤーマスク」にマウスポインタを合わせます。
そして、表示されたサブメニューの中にある「レイヤーマスクの追加」をクリックします。

レイヤーマスクの追加

すると、「レイヤーマスクを追加」ダイアログが表示されます。
選択範囲」にチェックを入れ、「+Add」をクリックします。

選択範囲を元にレイヤーマスクを追加

すると、選択範囲を元にレイヤーマスクが作成され、選択範囲外が透明になります。

レイヤーマスクを元に背景が透明に

このままでは広い部分が透明になっていますので、ファイル容量が無駄です。
ですから、男性の画像サイズでキャンバスを切り抜きましょう。

「メニューバー」の中にある「画像」をクリックします。
表示されたメニューの中にある「画像の自動切り抜き」を選択します。

画像の自動切り抜き

すると、キャンバスが不透明部分を目安に切り抜かれます。

背景の透明部分が切り抜かれた

このファイルをPNG形式で保存すれば、透過PNGになります。

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色を透明度に機能で透過PNGを作成

色を透明度に

GIMPには、「色を透明度に」と言う指定した色を基準に透明度を設定する機能があります。
例えば、白を基準色に設定した場合は白が透明になり、色が白に近い程に透明度の高い半透明になります。

「色を透明度に」機能は、対象の画像がぼかされていたり、ブレていたりして、通常の選択範囲を作成する機能では難易度が高い場合に活躍します。

選択範囲が作成し辛い

また、「色を透明度に」機能は背景色が単色である事が前提で、その色が残す部分の中にできる限り含まれていない事が望ましいです。
もし、残す部分に近い色が混じっていた場合は、その部分が半透明になってしまいますので、注意しましょう。

「色を透明度に」機能は、GIMPの二カ所から呼び出す事ができます。
両方紹介しますので、覚えやすい方法を覚えておくと良いです。

ちなみに、作例にはヘッドバンキングドンを使用しています。

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色を透明度にダイアログを呼び出す

では、作業を行って行きましょう。

まずは、透過PNGにする画像をGIMPに読み込みます。

そして、「メニューバー」の中にある「レイヤー」をクリックします。
表示されたメニューの中にある「透明部分」にマウスポインタを合わせます。
更に、サブメニューが表示されますので、中にある「色を透明度に」をクリックします。

色を透明度に

すると、「色を透明度に」ダイアログが表示されます。

色を透明度にダイアログ

もう一つの「色を透明度に」ダイアログの呼び出し方も、合わせてご紹介します。

「メニューバー」の中にある「色」をクリックします。
表示されたメニューの中にある「色を透明度に」をクリックします。

色を透明度に

すると、「色を透明度に」ダイアログが表示されます。

色を透明度にダイアログ

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色を透明度に機能で背景を透明に

「色を透明度に」機能の透明度の基準となる色を、画像の背景色に指定しましょう。
「色を透明度に」ダイアログの「この色」をクリックします。

色を透明度にの基準色

「色を透明度に色選択」ダイアログが表示されます。
ダイアログ右下にあるスポイトをクリックします。

色を透明度に色選択のスポイト

マウスポインタがスポイトに変化しますので、キャンバス内の透明度の基準色に設定したい部分をクリックします。

透明度の基準色に設定したい部分

「OK」をクリックして、「色を透明度に色選択」ダイアログを閉じます。
続けて、「OK」をクリックして「色を透明度に」ダイアログも閉じます。

すると、設定した基準色を目安に、キャンバス内の画像に透明度が適用されます。

基準色を目安に画像が半透明に

今回は画像全体に薄っすらと色が残っている為、「画像の自動切り抜き」は使用出来ません。
画像を小さくしたい場合は、「切り抜き」ツールを使用して下さい。

切り抜きツール

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まとめ

オススメはレイヤーマスク

今回は、GIMPで背景を透過させる6つの方法についてご紹介しました。
最後に、今回の内容を簡単におさらいします。

GIMPで透過画像を作成する際には、透過PNG透過GIFが作成出来ました。
透過PNGを作成する方法としては、キャンバス自体を透明に設定する方法コピー&ペーストを利用する方法背景にアルファチャンネルを追加してから削除する方法クリップボードにコピーした画像を別ファイルとして開く方法レイヤーマスクを利用する方法「色を透明度に」機能を利用する方法の6つの方法がありました。
これだけの方法がありますから、あなたに合った方法を見付けるのも良いかもしれません。

前述しましたが、個人的にお勧めなのはレイヤーマスクを使用する方法です。
後からいくらでも修正が効きますので、とても便利です。

長くなりましたが、今回の内容を、ぜひ、あなたの作業の役に立てて下さい。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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ソフトウェア フリーソフト   コメント:2

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  • 斉藤

    わかりやすい解説どうもありがとうございました。とても助かりました。

  • 画像編集が上手くいきました。
    ありがとうございます。

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