画像 切り抜き

デザイン五輪書

心霊写真の作り方で、Photoshopによる画像の切り抜き方を学ぶ

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心霊写真の作り方で、Photoshopによる画像の切り抜き方を学ぶ

前置き

心霊写真は作れる!?

私は、テレビの心霊番組で取り上げられている心霊写真を見ると、人とは違った見方をしてしまう癖があります。
薄々気付かれている方もいるかとは思いますが、私が心霊写真を見ると、どうやってその心霊写真を作るかを考えてしまうのです。
・・・もはや、職業病ですね。。。

個人的に思うのですが、テレビの心霊番組で使われている心霊写真の何割かは、画像編集ソフトを使って作られたものではないのかなと。
全てとは言いませんけど、自分なら作れるような心霊写真を見かける事が度々あるんですよね・・・。

・・・そのような見方をしていたら、心霊番組が全然怖くなくなってしまいます・・・。

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あなたも好きねぇ~

さて、今回はPhotoshopを使って心霊写真を作る方法を紹介します。
・・・はい、完全に悪ノリです。

ですけど、実際に「心霊写真 作り方」で検索をすると、私と同じ事を考えている人は沢山いる訳です、はい。
言い訳になってませんか。
まぁ、良いです。

不謹慎かもしれませんが、今回も様々な応用テクニックを交えて行きますので、ぜひぜひ、挑戦してみて下さい。
お題はアレでも、大真面目にやって行こうと思います。

画像編集ソフト(できるならPhotoshop)を起動して、起動するまでの時間を使って、以下を読み進めて下さい。

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素材選び

最低限のルールは守りましょう

まずは、無料フリー素材のサイトを検索して、画像をダウンロードします。
当サイトのように、広告を貼っているサイトに完成した画像をアップロードする予定のある方は、商用可の素材を選んで下さい。

デザイナーとして最もやってはいけない事の一つとして、著作権侵害があります。
加えて、画像を配布しているサイトの利用規約は必ず守って下さい。
デザインの職場であっても、平気で著作権を無視するような人がいますが、デザイナーとしてのプロ意識とプライドを持っていれば、そう言う行為はできないハズです。

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フリー素材サイト

フリー素材のサイトは、いくつかお気に入りのサイトを把握しておくと便利です。
私も数サイト分ブックマークバーにフリー素材サイトを登録していますが、実際に選択肢に挙がって来るのは5サイト程度のものです。

その中で、心霊写真の素材となりそうな画像を扱っているサイトとしては、ぱくたそが個人的にはベストです。
ぱくたそは、モデルがおふざけ系のリアクションを取っている画像を取り扱っている、数少ない貴重なサイトです。
重宝できますので、ぜひ、ブックマークしておく事をお勧めします。

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画像選び

心霊写真の背景となる素材として、暗めの写真か、不気味な写真を選びましょう。
綺麗な写真、ロマンチックな写真を背景にしてしまうと、亡霊が妖精に仕上がってしまいます。

今回は、背景となる写真1枚と、幽霊となる写真を1枚選びました。

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心霊写真の背景の準備

Photoshopに画像を配置する

Photoshopを起動します。
「メニューバー」の中の「ファイル」をクリックし、「開く」をクリック後、背景となる画像を選びます。

続いて、「メニューバー」の中の「ファイル」をクリックし、「配置」をクリック後、幽霊となる画像を選びます。
画像配置後、「オプションパネル」の右側に「× ◯」が表示されますので、「◯」をクリックして決定します。

画像を配置

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背景画像の中から人物を抜き取る

次に、配置した画像を一時的に隠す為に、「レイヤーパネル」の目のアイコンをクリックします。
背景画像のみが表示されます。

幽霊画像を一時的に隠す

「ツールパネル」の中から、「クイック選択ツール」を選びます。
もし、「クイック選択ツール」が表示されていない場合は、「自動選択ツール」を長押しして、「クイック選択ツール」を選んで下さい。

クイック選択ツール

「オプションパネル」の「+」を選択し、「レイヤーパネル」で背景画像が選択されている状態を確認し(選択されてなければ、クリックします)、女性の画像をなぞって下さい。
もし、「選択範囲」がはみ出てしまったら、「オプションパネル」の「-」を選択して、はみ出た部分を戻します。

クイック選択ツールのオプション

もし、「クイック選択ツール」が言う事を聞かない場合は、「なげなわツール」や「多角形選択ツール」で微調整をします。
髪の毛や毛の一本一本は次の行程で選択しますので、そう言う部分はおおまかに選択しておきます。

多角形選択ツール

背景の人物を選択範囲で覆う作業が終わったら、「オプションパネル」の中から「境界線を調整」を選びます。

境界線を調整

「境界線を調整」ダイアログが開いたら、「出力」の中にある「不要なカラーの除去」にチェックを入れ、「出力先」を「新規レイヤー(レイヤーマスクあり)」にします。

境界線を調整パネル

「境界線を調整」は、髪の毛1本1本などの細かい部分を自動で選択する為に利用するツールですが、不要な部分まで適応してしまうと、その部分が半透明になってしまいます。
ですので、必要な部分のみに使用するように注意して下さい。

そう言う理由から、使用するブラシの直径は、大き過ぎないサイズにして下さい。
ブラシのサイズは、「オプションパネル」で調整できます。

境界線を調整ブラシのサイズ

そして、画像内に適応する部分をマウスでドラッグします。
適応する部分がはみ出てしまった場合は、キーボードの「Alt」を押しながらドラッグし直します。
最後に、「境界線を調整」ダイアログの「OK」をクリックします。

このままでは背景が透明になってしまいますので、「レイヤーパネル」の中の「背景レイヤー」横の目のアイコンをクリックし、背景レイヤーを再表示させます。
これで、背景と人物が切り離されました。

背景を再表示させる

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幽霊を作る

幽霊写真の余計な部分を隠す

同様に、非表示にしていた幽霊のレイヤーも再表示させ、先ほどと同様の作業手順で、背景と人物を切り離します。

切り離しが終わったら、幽霊のレイヤーの元となるレイヤーはいりませんので、削除します。
削除するレイヤーを選択した後、「レイヤーパネル」下部の「ゴミ箱」のアイコンをクリックします。

レイヤーを削除

幽霊レイヤーを、背景レイヤーと背景人物レイヤーとの間に配置します。
「レイヤーパネル」内でドラッグすれば、順番を入れ替える事ができます。

レイヤーの順番を入れ替える

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画像を必要なサイズに変更する

画像のサイズ変換のベストタイミングとは?

次に、画像全体のサイズを必要なサイズに変換します。
このタイミングでこの作業を行うのには、きちんとした理由があります。

画像の切り抜き作業後にサイズを縮小するので、切り抜き作業時の粗い部分を誤魔化す事ができるのです。
逆に、画像を縮小してから切り抜き作業を行うと、画像の隙間が小さ過ぎて作業が困難になったり、切り抜きが粗い部分が最後まで目立ってしまったりします。

そして、この後は細かい切り抜き作業はありませんので、画像を縮小して、Photoshopの動作を軽くしておくのです。

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幽霊画像をスマートオブジェクトに変換する

この後、画像の縦横比を決めて切り抜き作業を行うのですが、その前に、幽霊レイヤーを「スマートオブジェクト」に変換しておきます。
この作業を行わないと、背景画像と一緒に、幽霊の画像まで切り抜かれてしまいます。

「レイヤーパネル」で、幽霊レイヤーを選択します。
「メニューバー」の中の「レイヤー」をクリックし、「スマートオブジェクト」の上にマウスを置きます。
表示される「スマートオブジェクトに変換」をクリックします。

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任意の縦横比で画像を切り抜く

画像を任意の縦横比で切り抜く為、「ツールパネル」の中から、「長方形選択ツール」を選びます。

長方形選択ツール

この時、「オプションパネル」に表示されている「スタイル」は「縦横比を固定」を選び、その横の「幅」と「高さ」を入力します。

長方形選択ツールの縦横比を固定

任意の数字で切り抜けば良いのですが、私はよく、白銀比(1:1.41の比率で、√2の短形とも。)を利用します。
A4やB4と言った紙の規格サイズに用いられ、見た目の美しい比率とされています。
ちなみに、この比率の紙を半分に折っても同じ比率となり、更に半分に折っても同じ比率になります。

比率を入力したら、画面内で切り抜きたい部分をドラッグします。
ドラッグ後、「メニューバー」の中の「選択範囲」をクリックし、「選択範囲を変形」を選びます。
これで、選択範囲の位置をずらしたり、サイズを変えたりして、微調整を行って下さい。

変形の際に縦横比を崩さない為、サイズを変える時はキーボードの「Shift」を入力しながら、四隅の角を使って変形作業を行って下さい。
見える範囲を最終的に決めるものですので、慎重に選んで下さい。

選択範囲を最終的に決めたら、「メニューバー」の中の「イメージ」をクリックし、「切り抜き」を選んで下さい。

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画像の解像度を変更する

「画像の解像度」を変更し、画像を最終的なサイズに変更します。

「メニューバー」の中の「イメージ」をクリックし、「画像解像度」を選択します。
表示された「画像解像度」ダイアログの中の「縦横比を固定」にチェックを入れ、「幅」か「高さ」を任意の数字にします。
作例では、「幅」を「400」にします。

画像解像度を変更

画像が小さく表示されてしまっているので、「ツールパネル」内の「ズームツール」をダブルクリックします。
すると、画像が原寸大で再表示されます。

ズームツールをダブルクリック

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幽霊を仕上げる

幽霊のサイズと位置を決める

では、今度は幽霊のサイズと位置を変更したいと思います。
「ツールパネル」から、「移動ツール」を選択します。

移動ツールの選択

「レイヤーパネル」で幽霊レイヤーを選択します。
意図していないものを動かさない為に、「オプションパネル」内の「自由選択」のチェックを外し、「バウンディングボックスを表示」のチェックを入れておきます。

自動選択を止め、バウンディングボックスを表示

幽霊レイヤーのバウンディングボックスをドラッグすると、幽霊のサイズが拡大・縮小できます。
ドラッグする際は、幽霊の縦横比が崩れないように、バウンディングボックスの四隅を「Shift」を押しながらドラッグして下さい。(意図的に変形する場合は、この限りではありません。)

バウンディングボックスをドラッグ

そして、画像自体をドラッグする事で、幽霊を任意の場所へ移動します。
幽霊の大きさと場所が決まれば、「オプションパネル」の「◯」をクリックします。

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幽霊にマスクをかける

幽霊レイヤーに「レイヤーマスク」をかけます。
レイヤーマスクとは、そのレイヤーの任意の場所にマスクをする手法です。

風邪の時にマスクをすると、口元が隠れますよね?
その発想です。

マスクをされた部分は透明になります。
「消しゴムツール」を使う事でも任意の部分を透明にする事ができますが、この方法だと、消してしまった部分は復旧できません。(ヒストリーブラシツールを使う方法はありますが・・・。)
一方で、「レイヤーマスク」だと、簡単に透明部分を元に戻す事ができます。

では早速、幽霊レイヤーにマスクをかけましょう。
「レイヤーパネル」で幽霊レイヤーを選択し、「レイヤーパネル」下部の「レイヤーマスクを追加」アイコンをクリックします。

レイヤーマスクを追加

幽霊レイヤーに、白いマスクが追加されます。
ここを「ブラシツール」で黒く塗ると、幽霊レイヤーの塗った部分が透明になります。

では、「ツールパネル」の中から、「グラデーションツール」を選択しましょう。
もし「グラデーションツール」が「ツールパネル」内に表示されていない場合は、「塗りつぶしツール」を長押しします。

グラデーションツール

「ツールパネル」下部で、「描画色」が「白」、「背景色」が「黒」になっている事を確認します。
もし別の色だった場合は、「描画色と背景色を初期設定に戻す」アイコンをクリックします。

描画色と背景色を初期設定に戻す

「オプションパネル」の「クリックでグラデーションツールを編集」横の「▼」をクリックします。

クリックでグラデーションツールを編集

表示されたグラデーション一覧から、「描画色から背景色へ」を選択します。
そして、ツールオプション横の「線形グラデーション」のアイコンをクリックします。

線形グラデーション

準備が整ったら、幽霊の頭から、胴体の切れている部分に向かってドラッグをします。
すると、幽霊の下の部分が徐々に透明になります。

レイヤーマスクにグラデーションツールを使う

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幽霊の明るさを調整する

随分それらしくはなって来ましたが、幽霊にしてはあまりにも明る過ぎます。
幽霊の明るさとコントラストを調整しましょう。

「レイヤーパネル」で幽霊レイヤーが選択されているのを確認し、「レイヤーパネル」下部の「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」アイコンをクリックします。

塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成

表示されたコンテキストメニューから、「明るさ・コントラスト」を選択します。

表示された「明るさ・コントラストパネル」下部の「この色調補正は下のすべてのレイヤーに影響します」をクリックします。

この色調補正は下のすべてのレイヤーに影響します

これをクリックしないと、「明るさ・コントラスト」が背景にも影響を与えてしまいます。
クリックをすると色調補正が幽霊レイヤーにクリップされ、幽霊レイヤーのみ影響を受けます。

好みの問題ですが、「明るさ」と「コントラスト」を好きな数字に変更します。

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幽霊をぼかす

このままでは、あまりにもハッキリと幽霊が見えてしまいます。
そこで、「フィルター」を使って、幽霊レイヤーにぼかしを入れましょう。

レイヤーに「フィルター」をかける際は、基本的に、「スマートフィルター用に変換」をしてからフィルターをかけます。
こうする事で、フィルターのやり直しが効くようになるからです。
今回は、レイヤーは既に「スマートオブジェクト」になっているので、この行程は必要ありません。

幽霊レイヤーの、幽霊画像を選択します。
よくあるミスですが、この際にマスク画像の方を選択しないで下さい。

メニューバーの中から「フィルター」をクリックし、「ぼかし」の中の「ぼかし(ガウス)」を選択します。
「ぼかし(ガウス)」はぼかす量を自分で調整できるので、とても便利です。
「ぼかし(ガウス)」ダイアログの中で、好みの具合にぼかしを入れてみて下さい。

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幽霊の不透明度をいじる

最後に、幽霊の透明具合を調整します。
「レイヤーパネル」で幽霊レイヤーが選択されているのを確認したら、「不透明度」の横の「▼」をクリックし、数字を下げます。

レイヤーの不透明度を下げる

思い切って下げた方が、それっぽくなりますよ。

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完成

完成例

心霊写真完成例

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